ハイローオーストラリアがマーシャル諸島に関連会社設立！口座移行の影響は？

あかね

ハイローオーストラリアがオーストラリアじゃなくなっちゃったの？

ジロー

どうやら、オーストラリア国内向けの会社とオーストラリア以外の国向けのサービスを提供する会社を分けたみたいだね！
どういう状況なのか見ていこう。

私も利用しているハイローオーストラリア(HighelowAustralla)から、6/15に「30秒ターボ取引のペイアウト倍率2倍キャンペーン」という件名のメールが届きました。

ハイローオーストラリアからのメール要点はこちら

6月中はHighLowポイント2倍キャンペーン
30秒取引のペイアウト率2倍キャンペーン
www.highlow.comへ口座の移行をしてください

メールの内容で気になったこともありましたので紹介していきます。

･･･

下記の特定の条件に従うことで、お客様はHLMI Limitedと取引することになります。HighLow.comは、マーシャル諸島共和国の事業会社法の規定のもと認可を受けている株式会社HLMI Ltd.(会社番号100959)によって運営されています。

･･･詳細に続く

Team The HighLowメールから抜粋

ハイローオーストラリアを今後利用し続けて大丈夫なのかな？
何か手続きをしなければならないのかな？

と不安に思う方もいると思います。

今回は皆さんも気になる「www.highlow.com」への口座移行やマーシャル諸島共和国での新会社について、見ていきましょう。

ポイント２倍キャンペーンについて、「エリート」ランクの場合は最大で10万円のキャッシュバックとなりますので大きなキャンペーンのように感じます。

契約条件、目論見書、個人情報保護方針等の内容を見る限り、トレーダー側にとっては大きく変更になるところや気になるところはなかったように感じますので、安心していいのではないかと思います。

ただ、2019年9月30日までに口座の移行は完了させる必要があります。移行が完了しない場合は、残高が残っている方の資金は全て出金処理されることになるようなので、継続してハイローオーストラリアを利用する場合は、口座移行は終わらせておくといいでしょう。

ハイローオーストラリアの口座移行手順

今回のハイローオーストラリア口座移行は最短ですと１分ほどで終了します。

私達がするのは、もともと利用していた「www.highlow.net」から「www.highlow.com」への移行ですが、クリックのみで新たに何かを登録しなければならないということはありません。

ハイローオーストラリアから届いているメールで、以下の「詳細へ」ボタンをクリックするか、通常のハイローオーストラリアのログイン画面からログインすることで移行に関するアナウンスが表示されます。

今回のお知らせや流れを確認します。

HighLowとしてのサービス内容は特に変更点はないということですね。

進んでいくと、契約条件、目論見書、個人情報保護方針の確認項目がありますので、必ず一度それぞれに目を通してから、「HighLow.comの量規約に同意する」にチェックを入れて「口座を移行する」ボタンを押すことで口座移行は完了です。

従来のURLにアクセスしても、自動でリダイレクトで新サイトに飛ぶようになっています。

HighLowMarkets Pty Ltd(ハイロー)はオーストラリア居住者のみのサービスになる

従来のハイローオーストラリアを運営していた会社は、オーストラリア金融サービス業ライセンスを持っていた「HighLowMarkets Pty Ltd」でした。

今回ハイローオーストラリアのご案内を確認する限り、「金融ライセンスを保持する企業は、オーストラリア国内で金融サービスの提供を許されているが、提供できるサービスには制約がある」との事。その為、非オーストラリア居住者の外国人は、関係会社である株式会社HLMI Ltd.が運営する会社配下のHighLow.comでバイナリーオプションのトレードをしてくださいということです。

私達は日本人であり、海外のサービスを利用しているということになりますので基本的には運営元の会社の方針に従うしかありません。

今回のメールや、ハイローオーストラリアサイトの一番下にも以下のような記載があります。

バイナリーオプション及び金融派生商品（デリバティブ）の取引には重大なリスクが伴い、当初の投資額を失う可能性や、多くの場合、当初の投資額を超える損失を被ることもあるため、損失分を十分に考慮してお取引をする事をお勧めしております。また、当社が提供する金融商品の取引がご自身の投資目的に適するか否かは、目論見書および当社の契約条件をよくお読みになり、必要であれば、ご自身で依頼した専門家に相談したうえでご判断ください。
株式会社HLMI Ltd,(会社番号100959)は、マーシャル諸島共和国の事業会社法の規定のもと認可を受けている企業になります。当ウェブサイト上の商品・サービスは、アメリカやニュージーランド等のオプション取引に対して規制がされている国や地域では、ご利用が出来ません。そして当ウェブサイトの情報は、オプション取引の禁止国では、お客様にはご案内できるものではない旨をご理解下さい。

ハイローオーストラリアサイトより抜粋

バイナリーオプションはそのトレードのシンプルさが故に、知識がない状況で性質をわかっておらずトレードをして損失を出してしまう人も出てしまいます。ギャンブル的な利用をされる方がいる中で、その性質については十分にトレーダー側である私達も理解する必要があるということを再認識する必要がありますね。

この背景としては、多くの日本人に利用されている海外FX会社として有名な「XM社(エックスエム社)」の流れとも近いものがあるのではないかと考えています。

なぜハイローオーストラリアは海外向けサービスを別の国に分けたのか

このあたりにつきましては推測の域になってしまいますが、日本・及びその他の海外の金融庁からの要望によってオーストラリアの金融庁から指示があったのではないかと推測します。

推測する理由

諸国にとって、金融資産が海外に流れてしまうと、お金の流れが見えずに税収が減ってしまう。それを防止する為
バイナリーオプションのトレードの性質上、損失を出す人の増加・バイナリーオプションに関連する詐欺発生などを防止する為

日本の証券会社に関しては、最近ノックアウトオプションというオプション取引も出てきていますが、バイナリーオプションについて2013年に規制がかかりルールが大幅に変更されていました。日本でも利用者が多いハイローオーストラリアですから、これらの事情を考えると、日本の金融庁の強い要望によって、オーストラリア金融庁が応じたかたちになったのかもしれません。

細かい理由に関しては想像の域を超えませんが、FXの派生で生まれたバイナリーオプションですから、FX会社と近しい流れになっていく。XM社に関しても、「XM.com」「XMTrading.com」と複数の会社を準備しています。日本人が利用できるのは「XMTrading.com」のほうですね。

こちらも、海外顧客とつながりを持ち続けたいブローカーと海外金融庁側のそれぞれの思惑が交差した結果のようです。