あかねちゃんはマーチンゲールって聞いたことあるかな?
うん、小学生の時に図書館で読んだことがある♪看護師さんの基礎を作った偉大な女性の事だよね!その法律の事?
それはナイチンゲールね笑。これはカジノで有効とされている資金管理手法なんだ。マーチンゲール法がバイナリーオプションで絶対に勝てる必勝法、という人もいるけど、実はかなり危険な方法でもある。今日はこのマーチンゲール法について紹介していくよ。
渾身のボケだったのに・・・危険??そんな手法知ってしまって大丈夫なの?!
うん、知識として知っておいてもいいと思う。誰もが一度は考えたことがありそうな方法だよ。何故禁断の果実なのか。今日はそのマーチンゲール法の有効性とリスクについて触れていこう!
この記事はこんな方におすすめ
- マーチンゲール法に興味があり、これからバイナリーオプションの取引で使おうと思っている方
- バイナリーオプションの必勝法を探している初心者の方
- チャート分析以外で取引を有利にする資金管理法について勉強している方
結論から言うと、マーチンゲール法はバイナリーオプションの必勝法ではありません。
ただし、マーチンゲール法はそのリスクを認識したうえで利用することでバイナリーオプションの取引を有利にできるケースもあります。
マーチンゲール法がなぜ人気なのか、どういった攻略法なのか、マーチンゲールを使ったバイナリーオプション取引の結果がどうなるのかを知っていきましょう。
マーチンゲール法(Martingale method)とは
マーチンゲール法(Martingale method)は、カジノなどで2倍の配当があるような場合で勝率が約1/2の場合に利用されることがあるベッティングシステム (Betting system)です。
ベッティングシステム (Betting system) とは、カジノなどのギャンブルで、どのような賭け方(ベット)をするかの戦略のことで、ベッティングストラテジ (Betting strategy)、マネーマネジメント (Money management)とも呼ばれます。
かなり古くからギャンブラーの間では利用されていた手法となっていて、ギャンブルをしたことがある方は一度は試したことがあるかもしれません。
簡単に言うとマーチンゲールっていうのは、倍掛けでマイナスだった負け額を一気に取り返そうとする手法だね!
バイナリーオプションはHighかLowかを予想するという、シンプルな為替オプション取引であるという事から、このマーチンゲール法が有効という手法が存在して実際利益を上げているトレーダーもいるという噂です。
実際にどういった方法かというと、考え方は簡単です。
- 最初は小さい金額で取引をする。
- 負けた場合、掛け金を倍にして増やしていき、勝つまで取引金額を倍にし続ける。
- 勝ったらまた最初の掛け金に戻す。
これを繰り返します。
するとどうなるかというと、うまくいけば1回の勝ちで負けて減っていた資金を取り返しつつ、最初の掛け金で勝った取引分が積みあがっていくという手法です。
バイナリーオプションのペイアウト率(配当)は、会社や取引時間によって異なりますが、およそ1.85倍。
50%の勝率では負けていってしまいますが、分析等をして勝率を上げた状況で実践することで有効であり、日々資金が増えていく。という説ですね!
実際にどういった仕組みになっていくのか。
シミュレーションしてみましょう。
負けないって事…!?これってすごいことじゃないですか!
そう見えるよね。ただ実際はそう単純でもないんだ。実は積み上げたものが一瞬で崩れていく、恐ろしい側面もあるから実際に数字で見てみよう。
バイナリーオプションでマーチンゲール法を使ってトレードをした時のイメージ
では実際に、ペイアウト率を1.85倍。最初のトレード金額を1000円としてシミュレーションしてみましょう。
表を見ていただいて感じることは人それぞれだと思いますが、注目していただきたいのは、負けたら倍を繰り返していくと、10回連続で負けてしまった場合512倍に掛け金を上げないといけません。
1000円で始めた場合でも、512,000円でトレードしなければならなくなってしまいます。
実際に、ハイローオーストラリアでも一回のトレード金額は最大で20万円ですから、実行する場合は20万円トレードを連続で実施する必要がある事。
そして、10回目トレードをする為には、最低でも残高が1,023,000円必要になるわけです。
えっ、1000円でトレードしていたのに??
そうなんだ。これは複利の原理と似ているんだけど、倍々でトレード額を増やしていくと恐ろしいことになるね。じゃあ実際10回連続で負ける確率はどのくらいあるのか見てみよう。
バイナリーオプションで連敗する確率
では実際に、「最初のトレードをする前の段階で」、連敗する可能性がどのくらいあるのかを見ていきましょう。
実際にトレードでの勝率(平均して、どのくらい勝てるのか)毎に表にしてみました。
実際に70%以上の勝率をコンスタントに出せる方はかなり少数だと思います。
勝率が50%の場合で見てみましょう。
10回連続で負ける確率は約0.098%。
こうやってみるとものすごく薄い確率で、起こりえないと感じるかもしれません。
ただ、こう書いてみるとどうでしょう。
1000回トレードをすると、約1回10連敗以上が起こりうる。
1000回のトレードというのは考えているよりもずっと身近なものです。
その瞬間の自分を想像してみてください。
脳内は焦りと資金をすべて失ってしまうという恐怖で完全にパニックを起こします。
トレード金額が上がったことにより、トレードをする際のプレッシャーも相当なものでしょう。
更にここが重要なのですが、この連敗が始まった時の最初の1000円のトレードの際には10連敗する確率は0.098%だったのですが、10連敗目のトレードで勝てる確率は50%に過ぎないのです。
しかも、パニック状態に陥っていることから冷静な判断はできず、分析どころではなくヤケクソのトレードになってしまうでしょう。すると、当然ですが勝率は不思議と下がっていくものです。
そして、資金を溶かしてしまう。
これがこのマーチンゲール法最大のリスクであり難点です。
人はパニックを起こすと損失の方向に収束してしまう。それは資金力やメンタル、色々な要因があります。
ただ、このマーチンゲール法をシステムとしてしっかり導入して、リスクを管理したうえで取り組んでいくという手法も存在しているようです。
実際に、トータルでの勝率はかなり高まることもありますのでうまくツボにはまった場合は資金がどんどん増えていく感覚になるでしょう。
しかし、こういった1回のトレードで資金を大きく失ってしまうリスクがあるという事を抑えて活用していくのがいいのではないかと思います。
まとめ
- マーチンゲール法は古くからカジノ等で利用されていた資金管理法だが、バイナリーオプションの必勝法ではない。
- マーチンゲール法は、約50%の勝率のギャンブルや投資で利用され、負け分を取り返す為に取引金額を倍、倍に増やしていく攻略法。
- バイナリーオプションで利用する場合は、1回の取引金額に上限がある為限界が訪れる。
うーん。本当に禁断の果実っていう感じの手法だね…。
そう。ただ癖になるところもある。僕自身実際に試してみたことがあるんだ。日々資金が増えていくことを実感できたり、トレードが楽しくなるのも事実。ただ、最終的には大連敗をしてしまって資金を大きく失ったよ。
そうなんだね、私はビビりだからちょっと怖くて使えないかも。。。
うん、最初のうちは石橋を叩いて渡るくらいがいい。勝ちを意識しすぎると、うまくいかないものだからね。コツコツ頑張っていこう!