バイナリーオプションは投資だけど、「副業」として始めたサラリーマンの人も多いと思う。今日はそんなサラリーマンの方に向けて、自分がエンジニアだった時の経験を含めて紹介するよ。
「どうにでもなれ効果」??働きながらトレードをする人全体にってことでいいの?私も入りそう♪
そうだね、「どうにでもなれ効果」は実は非常に注意が必要な効果。結局みんな注意しなければならないことだけど、特にサラリーマンの人に今回はフォーカスしたよ。早速見ていこう。
今回は、特にプレッシャーも多い日々の仕事が終わった後トレードをしているサラリーマンや社会人で「副業」としてバイナリーオプションを始めた人に特に注意して欲しい「どうにでもなれ効果(The What The Hell Effect)」と、その対策、具体的に注意すべきことなど紹介します。
バイナリーオプションだけでなく、FXや株式などの短期トレードをしている方も同じことが当てはまります。
「どうにでもなれ効果(The What The Hell Effect)」は投資だけでなく、仕事や人間関係など様々な場面でも注意したいものですので、是非参考にしてください。
どうにでもなれ効果(The What The Hell Effect)を発動させたら、バイナリーオプションはうまくいかない
そもそも皆さんは「どうにでもなれ効果」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、言葉の響きの通り「もう…どうにでもなれ…!!」というメンタル状況になってしまうことです。
バイナリーオプションやFXなどの投資に限らず、日常生活でも発生する可能性があるこの「どうにでもなれ効果」。
「ダイエット」「勉強」「スポーツ」「貯金」「掃除」「禁煙・禁酒」など。
私達が何か目標を立てて、その目標を達成する為に禁欲生活を送っていたが、ふとした拍子に自分の中で決めていたことを守れなかった。
自分の中でのルールを守れなかった場合に、この「どうにでもなれ効果」が発動してしまう恐れがあります。
- ダイエットの為に、減量の目標を決め食事制限と週に3回の運動を決めていた。ただ、結婚式が重なりどうしても沢山食べる必要がある日が出来てしまった。そこから、なし崩しにラーメンやケーキなど我慢していたものを一気に食べてしまおうと考えてドカ食い。
- 試験前に毎日5時間勉強すると決めていたが、机の上が汚いのが気になって掃除を一生懸命始め、今日は勉強する気がなくなってしまった。もういっそリラックスする日にすることにして、ゴロゴロしてしまおう。
- サッカーの技術を磨くために、2日に1度はボールに30分は触れることにしていた。ただ、梅雨で予定を空けた日に限って雨が降り続けまったくやる気が起こらなくなってしまった。
- 毎日500円貯金をしていたが、1日入れられない日が出てしまい、なぜかそこから入れる回数が減っていった。しまいには貯金箱の蓋を空けて使用することになった。
- ずっとみんなが綺麗にしていた場所だったのに、誰かがゴミを産卵させたら、翌日から皆ゴミをどんどん捨てるようになり、汚い場所になってしまった。
- タバコを吸わない、お酒を飲まないようにずっと我慢してきたが、どうしても断れない友人との飲み会で周囲が皆タバコを吸っていた。そこで久しぶりにお酒を飲み、タバコを吸ってしまったことで、またお酒もタバコもやめられなくなってしまった。
などです。この「どうにでもなれ効果」は短期的な目標の為に、ルールを縛りすぎることに拘った完璧主義の人に起こりやすい現象です。
- 自分で決めていたルール(指標発表前後取引しない、取引する時間、トレード金額、満期時間など)を守らなかった時、やけになって適当にトレードをする
- 3連敗など連敗した時に、なんだかどうでも良くなってしまいヤケになって一発逆転を狙う
心当たりのあるサラリーマンの方!
仕事後の限られた時間の中でバイナリーオプションやFXのスキャルピングなどの短期トレードをする時、こういった限定的な状況が起こりやすいです。注意です!
「どうにでもなれ効果」はそのトレードの局面以外にも悪影響を及ぼす
この、「どうにでもなれ効果」は、その起因となったことだけでなく、様々な全ての生活に影響することが多いです。
つまり、伝染してしまい全てがの生活がうまく回らなくなるおそれがあります。本当に注意して欲しい例はこのようなパターン。
- バイナリーオプションで些細なミスで3連敗してしまった。このことで「どうにでもなれ効果」を発動
- 自分が許せなくなってしまい、資金を全部使うまで無茶なトレードをしてしまう
- バイナリーオプションの口座だけではなくて、他の貯金や証券口座の残高に手を出してしまい、損失を出した額を取り返そうとする
- 全ての資金を失い、途方に暮れて更にどうでも良くなる。日常生活や仕事のやる気も全てなくなってしまう。
- 親しい人たちへのあたりが強くなり、人間関係までもギスギスしてしまう。
などです。
こういった状況は誰でも避けたいですよね!収入を増やすために投資を始め、勉強している中で、理想と逆になってしまっては本末転倒です。
バイナリーオプションやFXでこの負のループを起こしてしまうことは一番辛い事であり、資金的にもメンタル的にも立ち直るために色々と時間が必要になってしまいます。
この「どうにでもなれ効果」を避けるために、まずは発生しやすい状況を知り、対策も知っておくようにしましょう!
サラリーマンがトレードで「どうにでもなれ効果」で負けやすい3つの場面や心境
サラリーマンがバイナリーオプションやFXのトレードで「どうにでもなれ効果」を発動して、大負け、大損失を出すきっかけになりやすい、注意しなければならない場面や心境を3つ紹介します。
お酒に酔った状態でトレードをすると悪い結果になる
これは、付き合いの多い営業職や、職場で仲が良く仕事後に飲ミニケーションが多いサラリーマンの方、友人からのお誘いが多い方にありがちなパターンです。
友人と一緒にいる時にトレードをスマホでこそこそする人はまずいないと思いますが、帰り道一人になった時が要注意です!
大体の場合、飲んで帰る時間帯は21時以降だと思いますが、「大きな指標発表が多い時間」「ロンドン市場、ニューヨーク市場が開き相場がかなり活発に動く時間」で、トレードをする時最も注意が必要な時間帯なんです。
その場面に、気持ちで身体が動きやすい酔っ払いの自分がモロにぶつかってしまうことになります。
指標も調べていなくて、大きく動いたところでスマホでポチポチ。負けて悔しくてポチポチ。
家に帰る頃には残高がなし。
さらにクレジットカードで追加で入金して、冷静じゃない状況でパソコンに向かって乱れうちトレード。
これは本当に危険です!私は経験がありますが、本当に後悔します。
「飲んだらバイナリーはするな!バイナリーするなら飲むな!」
です!
バイナリーオプションやFXで仕事や恋愛のストレスを発散してはいけない
サラリーマンたるもの、重い責任の下、ストレス社会で戦っていますよね!
そうなるとストレスが大きく溜まる日やイライラが止まらない日があるでしょう。
あとは、彼女とうまくいっておらずにデートの予定が急になくなったりして、メンタルが不安定な夜。
相場が大きな指標で乱れている時にバイナリーオプションやFXをしないほうがいいように、自分のメンタルが荒れている時もトレードをしないほうが吉です。
特に、ストレス発散としてトレードするのは要注意。そうなる場面ということは、すでに「どうにでもなれ効果」が発動しているといえるかもしれませんが、そんな状況でバイナリーオプションやFXをしても逆にストレスが溜まります。
むしろ、損失を出してしまい更にひどい有様に。
そのような自分自身が過度なストレスを抱えているという意識がある時は、いい方向に繋がることはまずないのでバイナリーオプションやFXトレードはせず、趣味や読書などリラックスできるようなことをして自分に優しくすごしましょう。
バイナリーオプションはサラリーマンの「副業」ではなく、「投資」だと認識する
サラリーマンの方にとって、「バイナリーオプションやFXなどの投資」=「副業」という感覚が強い方がいます。
ただ、私は「投資」≠「副業」、つまり「投資」は「副業」とは異なると考えています。
「投資」=「副業」と考えている方は、投資は損失を出すリスクがあることをあまり織り込んでいない人が多く、やればお金が増えるという人が多い印象です。
なので、限られた時間の中で我慢が出来ずに無理なトレードをしてしまい、大きく損失を出してしまいがちです。
しかし投資は、時給をもらって仕事をすれば必ず稼げるようなアルバイトなどとは別物です。
バイナリーオプションやFXなどの短期で出来る投資を始めるきっかけは人それぞれだと思っていますが、ちょっとした判断ミスやメンタルの暴走などで、稼ぐどころか大きな損失を出してしまうことがあることは覚えておきましょう。
この根底を誤った感覚で行っていると、
「なんでこんなにトレードしているのにうまく稼げないんだ。」
「空いている時間を潰しているのに副業にならないじゃないか。」
などおかしなバイアスにかかりやすく、イライラしやすくなってしまいます。そうすると、当然ですが、バイナリーオプションやFXのトレードにとっていい方向に進みません。
サラリーマンがバイナリーやFXで「どうにでもなれ効果」を発動させないようにする為の対策
サラリーマンの方に限りませんが、バイナリーオプションやFXをする上で、この「どうにでもなれ効果」が発動するのを出来るだけ抑える方法があります。
この「どうにでもなれ効果」の対策を知り、予め自分事として認識し予防線を張っておくことで、最悪の事態である資金のドローダウンや日常生活への影響を抑えることになります。
是非トレードの損失を抑えるべく、対策を覚えておきましょう。
目先のトレードでの利益など短期目標だけでなく、長期的な目標を意識する
バイナリーオプションやFXのスキャルピングはどうしても短期で結果が出てしまう投資なので、目先の利益と損失に目が行きがちです。
その結果、「どうにでもなれ効果」を発動しやすくなります。
その対策として、目先の結果だけにこだわらず長期的な自分の将来像を持つことが大切です。
例えば、
・トレードのルールを確立して、年間の収支をプラスに持っていく
・1年後には今の倍の資金を運用できるように、数あるバイナリーオプションやFXのEAなどを検証・実践して、為替投資での運用資金を年間を通して右肩上がりにする
などです。
目の前の1万円を2万円に今すぐしたい。などの目標を立ててうまくいくものではありません。
もし、今目の前の短期的な欲望に目線が行ってしまっている場合、今一度自分自身の長期の目標を考え直してみましょう。
そういった長期目標を作ることによって、短期の損失などで一喜一憂せずに、トレードをする心構えを持つことができます。
トレード時の自分ルールを禁止目標ではなく、代わりの行動に昇華するようなものにする
「どうにでもなれ効果」は自分の中で禁止していることを、一時の気の緩みでしてしまった事による自責の念から発動しやすくなっています。
なので、自分の中で守ることができないようなルールを組もうとする場合、まずはほかの行動に置き換えます。
例えば以下のようなトレードに関するルールを、禁止するのではなく他の行動に置き換えるようにするといいです。
- 酔っぱらってしまった時には絶対にトレードしない。
→酔っぱらった時にトレードをしたくなった場合はデモ口座でトレードする。 - 指標発表時はトレードをしない。
→指標発表がある日は予め調べておき、趣味や友人との時間にするなど他の予定を入れておく。 - 自分で決めたトレードルール以外で裁量トレードはしない。
→どうしても実金で裁量トレードをしたくなった場合は、資金額が少ないサブ口座を利用してトレードをする。
こちらはあくまでも例ですが、禁止したい行動を回避するという意味でとても有効です。
トレードの目標達成をすることは重要だが、逆にミスや失敗から復活した回数を数える
自分自身をコントロールするという意味で、ミスや失敗から復活した回数を数えるというのは非常に効果的だという事が研究実験などからも立証されているようです。
私自身、バイナリーオプションやFXでのトレードで失敗したことを悔やんで自分を責めた時よりも、そこで経験した痛みや結果をしっかりフィードバックして、再起をした回数を数える事で自分の成長を実感できています。
最初から完璧にトレードで利益を出し続けられる人まずおらず、今大きな結果を出しているトレーダーの方々も様々な失敗を乗り越えて今があるはずです。
私もインタビューを受けたマネットFXに掲載されている実績のある個人トレーダーの皆さんも失敗があって今がある方が多い印象ですので、大半の方は何かしらで挫折を味わっています。
なので、私たちは「失敗から学び、新たに成長が出来ている。立ち直る力を持っている」という感覚を持つべきです。
自分自身に対する自信を持ってトレードを継続していくことが、不安を払しょくし自制心を高めるだけでなく、未来の成長した自分を作っていく為に必要な考え方だと思います。
(番外編)サラリーマンが副業としてバイナリーオプション、海外FXで利益を20万円以上出した場合は確定申告が必要
ここまで、サラリーマントレーダーが特に意識すべき、「どうにでもなれ効果」について紹介しました。
「副業」というよりは、海外のバイナリーオプション・FXという「投資」で年間を通して利益を出した場合にも考えなければならないことが「税金」についてです。
これは「投資」だけでなく「副業」で利益を出した時も同様ですが、20万円以上の利益を出した場合はサラリーマンの方でも確定申告をしなければなりません。
株式投資や不動産投資、仮想通貨など、投資の種類は様々で、バイナリーオプションやFXも国内と海外の会社によって税金の種類は異なります。
以下の記事で、海外バイナリーオプション、海外FX、仮想通貨などで利益を上げた場合の確定申告について紹介していますので、参考にしてください。
あかねちゃんはたまに「どうにでもなれ効果」がたまに発動してるよね!
そんなことないよ、トレードは慎重にやってると思うんだけどな…
トレードはね♪ダイエットに失敗してる時、気づいたらお菓子が止まらなくなってるように見えるけど。
ジロー先生!!!それは言わないでいいでしょ!