バイナリーオプションの利益と税金(サラリーマンの方必見!)

ジロージロー

今日はちょっとトレードとは直接関係ないけど、大事な話。それは税金だ。


あかねあかね

税金。消費税以外あんまり考えたことなかった。


ジロージロー

年に一度、頭を悩ます時が来るよ。その時に思い出せるようしておこう♪

この記事はこんな方におすすめ

  • 年間を通して利益を出せてきたけど、税金ってどうやって申告すればいいかわからない方
  • 今後真剣に取り組んでいくうえで、バイナリーオプションの税金について知りたい方
  • サラリーマンだけど利益を出したら会社に何を申告しなければならないのか心配な方

こちらは2018年の記事ですが、2019年9月現在も同様の考え方と思っておいて下さい。

バイナリーオプションと税金の関係

バイナリーオプションと税金の関係バイナリーオプションで利益を出していった時に、確実に把握しておく必要があるのが税金についてです。

海外のFX会社を利用したFXや、仮想通貨で利益を上げた方も同様になりますので参考にしていただけるといいでしょう。

特に年末は気になりますよね。

利益を得ているにも関わらず、税金を納めないでいると脱税になりペナルティを課せられてしまいますから注意しなければいけません。

バイナリーオプションやFXなどの利益分に関してはしっかりと申告して取り組んでいきましょう。

ここで大きく違うところを覚えておいてください。

国内バイナリーオプションや国内FXは、申告分離課税
海外バイナリーオプションや海外FX、仮想通貨取引は、総合課税(雑所得)

になります。
特に本業がある方に覚えておいてほしいのですが、この総合課税というものは通常の収入にプラスされて掛かってきます。※別枠

確定申告直前に、慌てて準備をして申告が漏れてしまったなどという事がないように、バイナリーオプションの利益に対する税金はどのようなものなのか。

そしてどのくらい税金が発生するのかなど、しっかりと対応していきましょう。

確定申告について知っておきたいポイント

確定申告について知っておきたいポイントまずは確定申告についてです。

こちらは、一般的な内容になっていますので、個人事業をされている方や、すでに副業をして利益を出している方などはご存知の内容でしょう。

ただ、サラリーマンとして会社から給与をもらっている場合、まったく意識したことがない方も多いはずですので、おさえておきたいポイントを紹介します。(私は当時全く意識していませんでした)

確定申告について、おさえておきたいポイント
  • 確定申告は、1月1日~12月31日までの1年間の「利益」に対して必要。
  • 2018年の確定申告と納税は3月16日まで。※支払いも同日まで。銀行引き落としの場合は4月15日まで
  • 利益が20万円以上の場合は確定申告が必要であり、20万円未満の場合は非課税
  • 特にサラリーマンの方で心配の方は、税理士さんと相談する事を推奨

税金について大きな分かれ目になるポイントがあります。

利益が20万円以上の場合は確定申告が必要であり、20万円未満の場合は非課税だというところです。

ですので、利益が20万円未満の場合については特に申告は不要と言っていいでしょう。

税理士さんに相談を考えている方は、確定申告の締め切り時期が近づきすぎていると税理士さん自体が多忙になり、取り合っていただけない。

または費用が増えてしまうなどが起こるかもしれませんので、早め早めの行動をお勧めします。

依頼方法などについて、こちらの記事で紹介しています。

  • FXやバイナリーオプション、仮想通貨などの確定申告、税理士さんへの相談の流れ

FXやバイナリーオプションでどういった書類などを準備すべきか、税理士さんの探し方など紹介しています。
関連記事 【2018年-2019年版】海外FX、バイナリーオプション、仮想通貨。確定申告の準備は大丈夫?

所得税の計算について

所得税の計算についてですが、自分自身がどの位置づけにいるのかはまず把握しておきましょう。

所得税の計算について

①195万円以下:所得金額x5%
②195万円超330万円以下:所得金額x10% – 97,500円
③330万円超695万円以下:所得金額x20%- 427,500円
④695万円超900万円以下:所得金額x23% – 636,000円
⑤900万円を超1,800万円以下:所得金額x33% – 1,536,000円
⑥1,800万円超4,000万円以下:所得金額x40% – 2,796,000円
⑦4,000万円超:所得金額x45% – 4,796,000円

確定申告での雑所得の扱い(雑所得の例・計算方法・税額など)について、細かいところはこちらのサイトにわかりやすく書いてありますので、参考にしていただけるといいでしょう。

利益とは、
実際の利益ー経費(利益を出す為に必要だったお金)
になります。

ですから、通信費やトレードをする上での環境構築費用(自宅の場合その環境)、利益を出せるようになるまで必要となった勉強費用や書籍・シグナルツールなども経費として扱うことが可能です。

そのため、利益を出す為に必要になった経費について、しっかりと領収書や購入した確証などは保管しておくことをおすすめします。

あかねあかね

4000万円で45%…!?


ジロージロー

1800万円の税金。厳密にはプラス住民税だから2200万円だ。すごい額だね。高額納税されている人たちは、沢山稼いでいる分、沢山の税金を払ってくださっているってことだね。

バイナリーオプションの損益は雑所得扱い。損益通算について

バイナリーオプションの損益は雑所得扱い。損益通算について先ほどの確定申告についてで触れましたが、海外バイナリーオプション会社や海外FX会社で得た利益については、「総合課税(雑所得)」という区分での確定申告が必要になります。

この、雑所得は損益通算について少し注意が必要です。

損益通算とは、損失と利益の相殺や他の事業との相殺をすることの事をいいます。

バイナリーオプションで負けた分と勝った分が相殺できるのは1年間の間だけ

バイナリーオプションでの損失額と利益額については、同じ年の間(1月1日~12月31日)であれば、相殺が可能です。

これは、同じ雑所得内の海外FXでのトレード損益や仮想通貨取引とも相殺ができるということです。

ただし、前の年以前の海外バイナリーオプション・海外FX・仮想通貨取引などの損益分との相殺はできません。

2017年は利益を出すことができたが2016年は負けてしまっていたので利益を相殺したい!

といったことはできないということですね。

本業や他の事業の損失と相殺はできない

雑所得での収入となるバイナリーオプションや海外FXでの損益は、他の所得区分(通常のお仕事での収入や経費など)との相殺はできません。

利益が出た場合はその利益が純粋に課税対象に乗ってくる。トレードで損失を出した場合は事業収入などから引くことはできないということです。

バイナリーオプションやFXのトレードで利益が出たかどうか。

そのあたりは年末の時点で分かっていることですから、事前に認識しておきつつ利益額に応じて税理士さんに依頼をすることをお勧めします。

確定申告間近になってくると税理士さんも多忙になり、依頼が難しくなったり費用が多くかかったりします。

個人での書類や申請に必要なアドバイスなどは5万円未満で対応いただけるものですので、プロにある程度お任せすることで安心してトレードに集中できるようになるでしょう。

控除に必要なはがきや必要書類など案内してくれるところもありますし、ライフスタイルに合わせて色々と対応してくれるはずです。

バイナリーオプションの確定申告をする時に準備するもの

バイナリーオプションの確定申告をする時に準備するものそれでは、バイナリーオプションでの利益を確定申告する場合に、何を準備すればいいのでしょうか。

それは、各バイナリーオプション会社でのトレード履歴・損益がわかるデータです。
トレードや利益を出した際の履歴を出してほしいと言われた際に、すぐに出せるようにしておくといいでしょう。

利用しているそれぞれの会社のデータをダウンロードします。

ハイローオーストラリア利用時に確定申告で必要な履歴

まずは、ハイローオーストラリアのご自身の口座にログインします。

上部のメニューから、「取引履歴」を選択し、以下の「検索する」をクリックすることで設定できる期間を1月1日~12月31日に変更します。

その後、エクスポートをクリックすることでCSVファイル(エクセルで見れるファイル)としてハイローオーストラリアで行った1年分の確定申告に必要なトレード利益をダウンロードができます。

確定申告に必要なハイローオーストラリアのトレード利益の表示方法
確定申告に必要なハイローでのバイナリーオプショントレード履歴

ザオプション利用時に確定申告で必要な履歴

ザオプションもハイローオーストラリアと同様に、確定申告をすべき期間中に行ったバイナリーオプショントレード履歴を入手する必要があります。

ザオプションの口座にログイン後、「Report」から抽出することが可能です。

抽出したい期間(確定申告の場合は、直近の1月1日~12月31日)を選択し、エクセルのアイコンのようなマークをクリックすることでダウンロードすることができます。

ザオプションで確定申告をする時に必要なトレード利益の抽出方法

 

(番外編)国内バイナリー、国内FXの場合

国内のバイナリーオプションやFXについては、信仰分離課税です。

利益が20万円以上の場合は確定申告が必要であり、20万円未満の場合は非課税です。

ただし、給与収入が2000万円以上の場合は20万円未満の場合でも申告が必要となります。

なお、ケースによっては確定申告の必要がない場合でも手続きを行っておくメリットがあります。それはなぜかというと、損益通算ができるからです。

損失繰越は3年間行えるようになっていますが、もし利益の出た年と損失が出た年がある場合、利益から損失分を差し引いて納税額を小さくすることが可能です。

そのため、国内のFX業者でFXやバイナリーオプションをしていて負けてしまった場合は、税金について整理しておいた方が無駄がありません。

利益が出て納税の義務が必要な額になった場合は確定申告が必要ですが、その際には分かりやすく一律20%で計算することができます。

2012年度から税制の変化によってシンプルな計算ができるようになっています。したがって、例えば年間で100万円の利益を出すことができた場合は20万円の税金を支払うという計算です。

申告分離課税はその他の所得と分離させて計算する方法であり、他の所得と混ぜ合わせて考える必要はありません。

税金については国内のFX会社を利用したFXやバイナリーオプションのほうが、海外のFX会社やバイナリーオプション会社を利用するよりも優しいという事になります。

バイナリーオプションでの利益は経費とうまく相殺しよう

バイナリーオプションでの利益は経費とうまく相殺しようここまで、バイナリーオプションで得た利益に対する税金や確定申告について、概要にはなりますが紹介してきました。

始めたばかりで大きく利益を出していくのは難しいことですので、いきなり数百万円の利益を出せるような方はほんの一握りでしょう。

バイナリーオプションのトレードをしていくうえで、実際にうまく経費と利益を相殺していったりしていくことで、大きく変わってきます。

どういった項目がバイナリーオプションやFXでの利益を相殺できる経費にできるのか、海外FXや仮想通貨に関しての利益に対する税金に関する話などは以下の記事で説明していますので、是非参考にして下さい。

実際利益を出してからの話にはなりますが、バイナリーオプションや海外FXに関する税金とはどういうものかは把握しておくといいですね!

ジロージロー

履歴を見る操作などは、トレードとは直接関係ないけど知っておいて損はない。振り返りとしても使えるから覚えておこう。


あかねあかね

いつかたくさん税金を払えるくらい利益を出したいな♪