今回はバイナリーオプションをしていくうえで、初心者におすすめのMT4で利用できるインジケーターを紹介していくよ。
インジケーターって何??
聞きなれない言葉だよね。トレードをする時に判断材料になるものなんだけど、まずはそこから説明しようか!
MT4で使うインジケーターって何?
バイナリーオプション、バイオプを取り組んでいくうえでMT4を使うといいということは他の記事で伝えてきたとおりです。
その、MT4を利用するうえでうまく使っていきたいのが、この「インジケーター」です。
MT4のインジケーターとは、チャート上に表示されるプログラムの事です。
「テクニカル分析」と言われる、チャートの動きからトレードを決定する為の分析をしていくうえで、世界中のトレーダーがこのインジケーターを利用しています。
為替相場は平日24時間常に動きながら推移しています。
過去、現在の価格とチャートから、内部でプログラムが計算をしてその計算をチャート上に自動で表示してくれるという優れモノです。
インジケーターは、
・トレンド系
・オシレーター系
と大きく分けることができます。
MT4に最初から入っているスタンダードなインジケーター。
数あるトレーダーが独自に開発してトレードに生かしているカスタムインジケーターがあります。
今回はその中でも、スタンダードなインジケーターをトレンド系・オシレーター系それぞれ紹介していきます。
なんだか、いよいよトレーダーっぽくなってきたっていうか。難しそうな雰囲気が出てきたね…!
そう感じるかもしれないけど、実際は使ってみるとそうでもないんだ。色々な発見もあるし、レジサポライン以外の新たなトレードの目安になるからどれか気に入ったものを使ってみよう。
トレンド系インジケーター
トレンド系インジケーターはわかりやすくいうと、チャート上にそのまま表示されるインジケーターです。
トレンドは、勢いというかチャートの傾きです。
現在トレンドが発生しているのか。
上昇しているのか、下降しているのか。
そういったところを判断する事に使われます。
相場は、波のように上下を繰り返しながら推移します。
以前紹介したレンジとトレンドを繰り返して上昇、下降としていくイメージですね。
こういった、相場の流れを見る為によく使われているインジケーター紹介します。
1.移動平均線(SMA、EMA)
移動平均線(SMA、EMA)は、数あるインジケーターやカスタムインジケーターの中で基本とも言われていて、色々なプログラムのベースにもなっているものです。
平均と言われているだけに、計算されている内容を簡単に説明すると、
「チャートのローソク足の値を平均して曲線として結んだもの」になります。
現在の価格のローソク足と共にチャート上に表示されることもあり、投資家・トレーダーたちにとって意識されやすいこの移動平均線には、投資家たちの心理状態が隠されています。
節目となる部分で、水平線のようなレジスタンス(抵抗)やサポート(支持)として機能することがあるのを覚えておきましょう。
大きく、以下の2種類の移動平均線を好むトレーダーが多いです。
単純移動平均線(SMA)・・・純粋に平均したもの
指数平滑移動平均線(EMA)・・・直近のデータの比重を大きくして計算したもの
この移動平均線を、〇〇日線と呼ばれることがあります。
5日線、20日線、75日線などです。
これは直近のローソク足の本数分の平均、という意味ですね。
数字が多ければ多いほど、滑らかな曲線として長期的な線に。
短いほど短期寄りの線になってきます。
移動平均線については、色々なトレーダーの方々も紹介しているものがあるから、特に有効だったり意識される設定は別の記事で細かく紹介しようと思うよ。
はい♪(メモメモ)
早く実践で使ってみたいな。
2.ボリンジャーバンド
あかねちゃんは偏差値って聞いたことあるかな?
さすがに聞いた事あるよw学生時代に受験対策の模試とかを受けた時に出てたけど、成績を計る指標みたいな?私は45とか50とかだった。
正解!「標準偏差」とか「正規分布」っていう統計学の考え方なんだ。成績でいうなら、全体の中で50が平均。そこからどのくらいばらついているかっていう考え方だね。じゃあそれがどう使われているか見ていこう。
ボリンジャーバンドは移動平均線を中心にして、上下にバンドを描くように値動きをあらわす線を加えたものです。
統計学の「標準偏差」や「正規分布」を利用したインジケーターです。
中心となるのは、先ほど紹介した単純移動平均線。
直近〇〇本のローソク足の分布から、平均とばらつきの分布をチャート上に示したものです。
μを中心として、1σ、2σ、3σとあります。
μを移動平均線としたときに、直近〇〇本の統計だと、
μ⇔1σの間にローソク足が収まる確率は68.26%。
μ⇔2σの間にローソク足が収まる確率は95.74%。
μ⇔3σの間にローソク足が収まる確率は99.74%。
とみることができます。
これらの1σ、2σ、3σはよく使われます。
平均から大きく離れる確率はどのくらい?という考え方になります。
詳細はまたボリンジャーバンドのところで個別に触れていきましょう。
2σを超える確率は4.56%しかないんだね!!
じゃあ、2σとか3σを超えたら逆にトレードすればほとんど勝てそうだね♪
ただ実際には相場はそんなに簡単なものでもないんだ。そのあたりはまた説明するけど、どちらかというとトレンドができてきた。とかそういった使い方をするのがいいね。
それは意外…、残念。奥が深いね!
オシレーター系
オシレータ系インジケーターはわかりやすくいうと、チャート外で別に表示されるレーダーのようなものです。
有名なものはRSI、ストキャスティクス、CCI、MACDなどありますが、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を表してくれるものです。
こちらは独立したグラフなどでチャートの下に表示されるのが一般的です。
相場の反転を狙う「逆張り」の目安にしやすいところもあり、バイナリーオプションで利用している人も多いのではないでしょうか。
3.RSI( Relative Strength Index)
RSIは一定期間内での買いの勢い、売りの勢いの力関係を見る指標です。簡単にいうと、今の状況が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断する為に使われます。
使い方は人それぞれですが、50%を中心に考えて、
・50%以上、買いの勢いが優勢。数値が大きいほど買いの勢いが強い。
・50%以下、売りの勢いが優勢。数値が小さいほど売りの勢いが強い。
とされています。
計算式としては、
RSI=直近のローソク足〇〇本の上昇幅÷(直近のローソク足〇〇本の上昇幅+直近のローソク足〇〇本の下降幅)
となります。
初期値は14になっています。
4.ストキャスティクス
過去のローソク足の高値、安値に対して、現在の終値がどのような位置にあるかを数値化した指標です。
「%K」「%D」「%SD」という3つの指数から構成されています。
基本となる指数は「%K」。これは、一定期間内に動いた値幅の範囲(最高値-最安値)を100とした場合に、現在の価格(その時点での最新の終値を用いるのが一般的)が、その何%のところに位置しているのかを示す数値です。
計算式としては、
%K=(現在の価格-直近のローソク足〇〇本の最安値)÷(直近のローソク足〇〇本の最高値-直近のローソク足〇〇本の最安値)×100
%D=((現在の価格-安値の期間分合計」÷(高値-安値の期間分合計))×100
になります。
初期値は、%Kはローソク足5本、%Dはローソク足3本です。
RSIと異なり、%Kと%Dの2本がチャート上に表示されることになり、その2本の動きの関係性などを見るなどの使い方があります。
詳細はこちらの【初心者向け】ストキャスティクスのゴールデンクロスとデッドクロスを狙う!を見てみてください。
RSI、ストキャスティクス共にローソク足の本数など設定を変更して利用することもありますが、まずはデフォルト値(初期値)で利用してみるのがよさそうですね。
それぞれの細かいところについては、また別の記事で触れていこうと思います。
計算式があって難しそう・・・
計算式は覚える必要はないよ!ただ、どういったものなのか。目安として使っている人がいるっていう事は頭のどこかに置いておくといいかな。