【初心者向け】エリオットの波動はバイナリーオプションで使えるのか?

ジロージロー

あかねちゃんは「エリオットの波動」って聞いたことある?


あかねあかね

ううん、初めて聞いたよ!


ジロージロー

チャートを見ていて、波のようだなとか綺麗な形だなとかって感じたことはないかい?


あかねあかね

綺麗な形だな~とかそういう風に思う時はあるかも。


ジロージロー

うん。この相場のサイクルとリズムについてエリオットさんという人が唱えている理論があるんだ。今日はその「エリオット波動」について勉強してみよう。

FXやバイナリーオプションだけでなく、株や先物など、チャートを利用してテクニカル分析を用いてトレードをしているトレーダーの大半は、このエリオット波動を学んでいます。

投資に必ずという意味での正解はないですが、「大衆心理、人間の判断が相場を動かす」というのもまた正しいですから、このエリオットの波動についてどんなものか。

概要を理解しておくのはトレードをしていく上ではプラスの方向に働くと思っています。

果たしてエリオットの波動理論はバイナリーオプションで利用できるのでしょうか。

それでは、エリオットの波動がどのようなものか見ていきましょう。

エリオットの波動とは?

エリオット波動論は米国で活躍した証券アナリストであるラルフ・ネルソン・エリオットによって作られ、投資家の注目を集めるようになりました。

エリオットさんが作った理論なので、「エリオットの波動」と言われているんですね。

エリオットは過去のNYダウ平均を細かく分析することで、値動きの中に「上昇と下降」の波が一定の規則性を持って何度も出現することを発見しました。

エリオット波動論をひとことで表すと、

「相場には一定のサイクルがあり、値動きには上昇と下降を繰り返しながら推移していく習性がある」

ということになります。

元々は株式相場で利用されていたエリオット波動論は、FXや先物取引などチャートを使う投資全般に応用されて使われています。

この理論については、エリオットさんがかなり細かく分析・研究を重ねていた事からかなり細かい内容まであるのですが、今回は実際に多くのトレーダーが共通の認識を持っている部分や大切なところについて概要を紹介していきます。

相場のサイクルとは?エリオットの波動

エリオットの波動における相場のサイクルは、

「上昇5波・下降3波」

という波で成り立っているとされています。これが1つの値動きの周期ということです。

下の図がエリオットの波動の代表的なサイクルを表しているチャートのイメージです。

初心者向けエリオット波動とバイナリーオプション概要

エリオットの波動を構成する波

上昇5波)
3つの推進波と2つの調整波から成り立つ
※1波、3波、5波が推進派。2波、4波が調整波。

下降3波)
2つの推進波と 1つの調整波から成り立つ
※A波、C波が推進派、B波が調整波。

推進波…大きな波と同じ方向に動く波の事。
調整波…大きな波と逆の方向に動く波の事。

この形が基本形であることを頭の片隅に入れておきましょう。

エリオットの波動 基本形が成立する場合の3つの原則

エリオットの波動が成立したと判断するうえでは、以下の原則が成り立っていることを原則としています。

この原則が成り立っていない場合は、エリオットの波動の形ではないということですね。

エリオットの波動 3つの原則

1.3波が一番短くなることはない
2.1波の安値aを超えて2波が安値bをつけない
3.4波の安値dが1波の高値cを下回らない

原則1.3波が一番短くなることはない

初心者向けエリオット波動とバイナリーオプション波動が成立する時の原則1

各波の特徴は後で説明しますが、1波、3波、5波と上昇する波があった中で、3波が一番短くないことがエリオットの波動の原則の1つです。

 

原則2.1波の安値aを超えて2波が安値bをつけない

初心者向けエリオット波動とバイナリーオプション波動が成立する時の原則2

2波の調整で下降してきた「b」に当たる部分が、1波の安値「a」を下回らないことがエリオットの波動の形の原則2です。

安値を切り上げている。という事が条件という事をまず覚えておきましょう。

原則3.4波の安値dが1波の高値cを下回らない

初心者向けエリオット波動とバイナリーオプション波動が成立する時の原則3

大きく動いた3波の調整波である4波の安値「d」が、1波の高値である「c」を下回らないのがエリオットの波動の原則3つ目です。

エリオットの波動におけるそれぞれの波の特徴

エリオット波動の波には、それぞれ特徴や傾向が見られます。
波の特徴を理解することで、トレードをする際に参考になるパターンを見つけられるかもしれません。

それぞれの波の推移でフィボナッチ比率が注目されます。これは以前の「バイナリーオプションで意外と使われているフィボナッチ(黄金比)とは?」で触れたフィボナッチ・リトレースメントやフィボナッチエキスパンションで見ることができるので参考にしてください。

エリオットの波動 1波の特徴

エリオット波動の起点となる波です。
下降トレンドが終了した時などに上昇に転換する起点ともいえます。
波の特徴としては、トレンドの始まりでもある為じわじわとした動きで徐々に方向性が明らかになってくるという動きになることが多いです。

 

エリオットの波動 2波の特徴

1波の調整波となる波です。
1波の大部分を戻してくる反対方向への強い動きになります。この下降方向への反発は「押し」と呼ばれています。押し目と言われる由来ですね。

2波が1波の安値を下回らないことが確認できた時点で、1波が完成します。

 

エリオットの波動 3波の特徴

推進波の中で最も強く長い動きを見せる傾向があります。

FXのトレードなどで狙いどころにされることが多いこの3波は上昇5波のうち最大の値幅を動くことが多く、1波の1.618倍の値動きをする事が多くあります。

 

エリオットの波動 4波の特徴

2波と同じ値幅やそれよりも大きいことが多いです。これは3波が大きく強い動きになることから、その反発調整だからという事もあります。

3波の38.2%まで押しを形成することが多いと言われています。1波の高値を4波の安値が下回ることはありません。

 

エリオットの波動 5波の特徴

かなりのスピードと勢いを持った波になることが多いです。パターンとしては、1波と同じ値幅になったり、1波から3波の値幅の61.8%動くこともあります。

このあたりまで来ると、オシレーター系のインジケーターも反応してくるところです。

エリオットの波動 A波の特徴

1波と同じく今までの上昇トレンドが終了し、下降トレンドになる起点となる波です。
ここでは大きな下落が起こりやすい傾向があります。

これは上昇トレンドで利益を得たトレーダーたちが利益を確定させたり、逆張りを狙ったトレーダーがトレードを始めるという事からです。

エリオットの波動 B波の特徴

A波の調整波です。
下落から上昇への調整を戻しといいます。「戻し売り」の由来ですね。

この戻しは、まだ上昇トレンドが終わっていないと判断しているトレーダーが強気の買いをしていたりすることによって発生します。ただ、ここでは戻しきれずダブルトップやヘッド&ショルダー型のチャートになりやすいのが特徴です。

エリオットの波動 C波の特徴

投資家たちが、A波以前の上昇トレンドが終了したことを確認し抜けていくという際の波です。

特徴としては、3波と同じように大きく下げる場合もあれば、A波と同じ値幅下げる時もあります。

エリオットの波動は、多くのテクニカル分析を組み合わせた理論です。

値動きの傾向を予測するうえで、参考になるでしょう。
そういえばあの時のチャートはこういった形になっていたな。と思う人もいるのではないでしょうか。

実際にエリオットの波動をバイナリーオプションでどう使っていくのか?

これを実際のバイナリーオプションでどう使っていくのかというところに皆さん興味が行くのは当然のことと思います。

このエリオットの波動の基本形が成立する条件として、
1波~5波までが3つの原則を満たしていること。
となっていました。

ただ、これが実際5分足など小さい時間足でどう成立しているのかと判断が難しいですね。

確かに線を引いてみれば引けないことはない時もありますが、正直なんとも言えないというのが正直なところです。

実際探してみると、意外と綺麗な形って少ないんですよね。

しかし、

原則が成立している場所や成立しそうな場所=エリオットの波動を意識する人は意識して売買をする

と考えることができます。

例えば、成立しているところのチャートがこちらです。

初心者向けエリオット波動とバイナリーオプション_チャート上でエリオットの波動を探してみた

図の〇をつけている場所のB波とC波の間の戻しを捉えるなどの戦略は面白いかもしれません。

こちらはどちらかというとラインを引いているダブルトップのネックラインにもなっているところなのでという事もあります。

バイナリーオプションは大きく下落や上昇している最中にエントリーをすると、不利な位置で開始してしまい短い時間だと不利になってしまう事が多い為、個人的には短い時間足の反転するポイントを狙ってトレードするほうがいいと考えています。

対して、FXの場合はトレンドに乗ってトレードをするというのが王道です。(トレンドで一気に逆方向に動いてしまうという事故が少ない為)

このエリオットの波動。大きな時間足での相場状況を確認する際にも活用できると思います。

また、定量化するのが難しいところがありますが、自身で何かしら明確なポイントを絞ってトレードに加えていくというのは面白いのかもしれません。

チャートの波形など後付けになってしまいがちではありますが、頭の片隅に入れておくと役立つ時があるはずですので是非参考にしてください。

ジロージロー

茜ちゃん、何となく理解できたかな?


あかねあかね

うーん、トレードに利用するとなると具体的にどうすればいいのかピンと来てないのが正直なところ…


ジロージロー

そうだね、ちょっと難しいと感じるかもしれない。ただ、こういった理論とかもあって、相場はダブルトップやダブルボトム、ヘッド&ショルダーとかの形を形成しやすいことも事実。こういう理論があって、それをトレードのベースに組み込んでいる投資家がいる事を覚えておこう。


あかねあかね

はい♪エリオットの波動。ひとつ知識が増えてちょっと嬉しいな。