今日はバイナリーオプションのトレードをしていくうえで覚えておいて欲しい「ローソク足」について説明するよ。
ローソク足?ケーキの上に飾りつけするあのローソクの事かな?
その通り。ローソクの形に似た形状だからローソク足っていうんだ。為替の値動きをわかりやすく見ていくうえで、トレーダーの間で親しまれている形だよ。難しくはないからしっかり覚えておこう。
ローソク足ってなに?
ローソク足について説明します。
ローソク足はバイナリーオプションだけでなく、FXや株式、先物取引など様々なトレードで利用されています。
実際、通貨の価値や株式、モノの価値は連続して動いている為1本の連続した線で表されます。
これをティックチャートと言いますが、それだと分析をしていくうえで難しい側面があります。
※厳密には、売りや買いが加速した場合、価格が一気に飛ぶ場合もありますので、あくまでもイメージです。
そこで、活用されているのがこのローソク足です。
形状がローソクに似ていることから「ローソク足」と呼ばれ、英語だと「Candlestick」と言われています。
このローソク足は、
「決まった単位時間でどのように動いたか」を一目で判断しやすい為、様々な分析で利用されています。
特に分析などで最も意識されるのは、「終値」です。
※例えば16:25~16:30までの時間であれば、16:30時点での価格の事。
MT4(Metatrader4)で、最初から使えるローソク足の種類は、
「M1(1分足)」「M5(5分足)」「M15(15分足)」「M30(30分足)」「H1(1時間足)」「H4(4時間足)」「D1(日足)」「W1(週足)」「MN(月足)」
の9種類です。
バイナリーオプションなどの短期トレードでよく使われるのが、
「M5(5分足)」、「M1(1分足)」。
FXのスイングトレードやデイトレードなど、より長い目線で使われるのが、
「H1(1時間足)」「H4(4時間足)」「D1(日足)」
です。
チャートを使って、値動きを見ていくうえでこのローソク足は切っても切り離せない関係です。日常生活では見慣れないので戸惑うかと思いますが、心をフラットにして見て下さい。
それでは実際にそのローソク足がどういった動きを表すのか、それぞれの名称を含めて見ていきましょう。
ローソク足には陽線と陰線がある
ローソク足は大きく二つ、「陽線」と「陰線」があります。
陽線は、その時間の間で、価格が上昇した
陰線は、その時間の間で、価格が下落した
事を表します。
それではまず、陽線から見ていきましょう。
陽線
下の図を見てください。
これは、16:25~16:30までの値動きを表したものです。
右側の曲線が実際の値動き、左側のローソク足がそれを現した形です。
それぞれの名称も難しくないので覚えておきましょう。
始値:ローソク足開始時の価格(図の場合16:25:00 の時点での価格)
終値:ローソク足終了時の価格(図の場合16:30:00 の時点での価格)
高値:時間内で最も高かった価格
安値:時間内で最も低かった価格
実体線:始値と終値の間の部分
上ヒゲ:高値と実体線の間の線
下ヒゲ:安値と実体線の間の線
このローソク足の形状を見て、売り買いの判断をするトレーダーも多く、分析や解析を教わったり、自分自身でやっていく。
またトレーダーの方々とのやり取りの中でいずれもよく出てくるワードです。
陰線
下の図を見てください。
これは、16:25~16:30までの値動きを表したものです。
右側の曲線が実際の値動き、左側のローソク足がそれを現した形です。
それぞれの名称も難しくないので覚えておきましょう。
始値:ローソク足開始時の価格(図の場合16:25:00 の時点での価格)
終値:ローソク足終了時の価格(図の場合16:30:00 の時点での価格)
高値:時間内で最も高かった価格
安値:時間内で最も低かった価格
実体線:始値と終値の間の部分
上ヒゲ:高値と実体線の間の線
下ヒゲ:安値と実体線の間の線
陽線と陰線では、始値と終値が逆の場所になりますが、これは特に難しく考えることはなく、
陽線は上昇しているローソク足なので始値<終値、陰線は始値>終値になるということです。
このローソク足の見方について最初は戸惑う事も多いと思いますが、ある程度チャートに慣れてくれば当たり前のように情報が理解できるようになってきます。
大きい単位時間の時間足は、小さい時間足の集合体でできている
ローソク足は「決まった単位時間でどのように動いたか」を一目で判断する為のものと伝えました。
その為、以下のように考えることができます。
日足 =4時間足 × 6本分
4時間足=1時間足 × 4本分
1時間足=5分足 × 12本分
5分足 =1分足 × 5本分
これらは別に特別意識することはありませんが、それぞれの時間足に関係性があることは覚えておきましょう。
下の図は、5分足を1時間足で表しています。
ローソク足については、今後トレードをしていくうえでの基本となります。
トレーダーが意識しているローソク足の形状など、また別の記事で紹介していこうと思います。
まずは、基本的なローソク足の仕組みについて、覚えておきましょう。
このローソク足を実際に使っていくには、以前の記事で紹介したフリーソフト、MT4(Metatrader4)をパソコンやスマートフォンに導入することで可能です。
このローソクに色々な意味が詰まっているんだね!
そうなんだ。正直僕も最初は「難しい」って思ってたところがあるけど、実際にそう深く考える必要はないよ。価格をわかりやすく表してくれているもの。と覚えておこう!
はい、なんだか投資レベルがアップした気分♪
そうだねw楽しみながら勉強していこう!