バイナリーオプションに興味を持ったものの、googleで「バイナリーオプション」と検索すると、上位に出てくる関連ワードとして「詐欺」という言葉が目に入ります。
「詐欺」と聞くといくら何でも構えてしまいますよね。
そして、不安に思ったからこそこのページを見ていることと思います。
これからバイナリーオプションをやってみようかな?
やっているけど不安になってきた。
そんな方の為に、私自身トレードをしていくうえで不安に思ったこともあり、色々調べたことを載せていきますので参考にしてもらえればと思います!
「バイナリーオプション」=「詐欺」のイメージがついている背景にはいくつかの理由があります。
これらを知らないままでは、いくらトレードのスキルが付き利益を出していける状況になったとしても、何かしらのトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
正しい知識を持つ事で、落とし穴や詐欺と言われるような事態を避けることができます。
知っていること、知らないこと。
あると思いますが私の中で最低限抑えておいてほしいことを紹介します。
リスクを知るという事は、どのような投資をする上でも必要な事ですね!
(前提として…)バイナリーオプションの歴史と背景
まず前提としてバイナリーオプションの歴史と背景を抑えておきましょう。
以前の記事で「バイナリーオプションの歴史」「日本と海外の業者比較」について触れました。
↓↓以前の記事はこちらから↓↓
現状日本と海外でルールが異なっているのは、
2013年に金融庁主体の規制が入ったからです。
それまでは、現在の海外同様日本の取引所でも短時間でのトレードが可能でした。
規制後もGMOクリック証券、FXトレードフィナンシャル、YJFX!、トレイダーズ証券、ヒロセ通商などはこのバイナリーオプションを取り扱っていますね。
規制がかかった理由は、短時間でのトレードが可能となる為「賭博性が高い」のでは?という声が上がった事のようです。
対象となるのは基本的に為替ではありますが、シンプルなルール・インターネットの普及から誰でも簡単にできてしまったバイナリーオプション。
そして利益を上げやすいことからのめり込む方が急増。
投資の原則として、「利益を上げやすい=損失も出しやすい」ということがあります。
リスクとリターンの関係ですね。
日本でも規制がかかる前は全体の52%もの方が利益を出していたとされているようです。
しかし当然ですが、適当にトレードをしていたら負けてしまいます。
その負けた方々の一部の意見が貯まったこと、一定数ギャンブル的にトレードをする人が出てきてしまう事によって、日本としていい影響ではないというところから国自体として規制をかけたというところでしょう。
勝ちづらく。
大負けしづらく。
したということですね。
最近でいうならば、仮想通貨の取引が皆さんの記憶に新しいと思いますし、FXでもレバレッジ等規制が過去入っています。
言ってしまえばギャンブルであるパチンコの「大工の源さん」や「GARO」、パチスロの「大花火」や「ミリオンゴッド」「アラジン」などが大ブームになり、学生が学校を休んでパチンコ屋にいた時と似ていますね。
※ちょっと違うかもしれませんがw
「儲かる」という感覚は人の心や思考を麻痺させます。
いずれも、しっかりと取り組めば利益を出せる可能性を秘めているだけに、個々で明暗が分かれる状況となってしまった。
そして、規制後のバイナリーオプションのルールは利益を出しづらくなってしまったといえます。
①過大広告に注意!?海外業者の氾濫と広告(アフィリエイト)
日本のバイナリーオプションを取り扱っている会社に対する規制が高まり市場が衰退していく中で、従来通りの短期トレードができる海外業者の人気は知る人ぞ知る中で増加していきました。
日本でも大きく普及していた中で、2014年頃から海外でも多くの会社が乱立したようです。
証券会社は広告を出し、その集客状況によって広告代理店(アフィリエイター)に報酬を出すわけですが、広告の世界でも海外は成果に応じた報酬を出していくスタイルが一般的なようです。
特にインターネットを通じて世界にアプローチを仕掛けている会社は、それぞれの国にエージェントを設けるという事でしょうか。
日本の会社と比べて、報酬単価が高いところが多いのです。
広告を取り扱う個人や会社が色々な広告戦略を利用し集客をする。
中には本来説明をしなければならないことを説明せず、簡単に儲けられるという触れ込みで集客をする業者も増えてくるという事です。
現在の仮想通貨ブームに近い状況ではありますが、その過大広告に釣られてバイナリーオプションを始めた方々が、聞いていた話と全然違う。
など、広告と実態のギャップを埋める事が出来ずに、大きく損失を出したりしてしまうことが原因の一つではないかと思います。
(対策)
どのようなジャンルでもそうですが、「簡単に儲けられる」という話は鵜呑みにせずにクリティカルシンキングで考えるという事は重要だと思います!
特に投資に絶対はありませんし、口座を開設するだけで儲かるなら苦労はしませんねw
②利用規約は大丈夫!?海外の会社とのトラブル
短期のトレードをしていくうえで海外の業者を利用するわけですが、日本とは文化が異なることもあり、落とし穴が存在します。
これは、ネット上の情報と合わせて私自身が経験して感じたことでもありますが、
海外の会社は基本的にサービスが悪い
です。
正確には、日本の会社のように手厚いサポートをしてくれるというよりは、利用規約やルールに納得がいかない人はやらないでくれ。提供しているサービスの中でトレードをしてくれ。
というスタンスでしょうか。
その分、直接的なサービスが充実していたり、会社毎にこだわりを持っているのかな?と感じることがあります。
メールやチャットのみのサポートのところもあり、こちら側の意志や意見を伝える上で言葉足らずなことがあったりしても、日本のように手取り足取り説明してくれないところも多いようですね。
私は受けたことがないのですが、禁止事項などを違反してしまうと凍結などの処置になってしまうことがあるようですね!
(対策)
使っている会社の事を理解するという事は、日本の会社以上に重要になってくると思います。
よりよい環境を求めて海外の会社を使う事に決めたからこそ利用しているという、自己責任を念頭に入れて問い合わせ対応などもしっかりと5W1Hを意識して行うのが良さそうですね!
特にトレードのルールや、ボーナスや出金に関する部分などはしっかり自身でも調べるのがいいでしょう。
③誰でもこの手法で勝てる!?オプザイルの出現
2017年に人気グループEXILEをもじった(?)造語として、「オプザイル」という人々が話題になりました。
NHKやダイヤモンド社のザイ・FXなどにも取り上げられたこともあるのでバイナリーオプションをやっている人は一度は耳にしたことがあるかもしれません。
①で紹介した課題広告に近いところがありますが、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSで高級ブランド品や高級ホテル・飲食店などでの豪遊など優雅な生活を広告のコンセプトとして取り上げ、高額なツールを販売するという投資集団です。
更には、購入した人にも営業をさせることで利用者を増やしていくというところから、ねずみ講的な商法も加わって話題になったようですね。
「ツール=MT4条に上下の矢印などでシグナルを出してトレード示唆をするもの(インジケータ)」
に関して、恐らく世の中に出回っているものの中では実際に高勝率を出すものもあるのではないかと思っています。
ただ、バイナリーオプションでは使う人やトレードのタイミング、設定する金額などによって結果が実は大きく異なるものになりがちです。
バイナリーオプションの知名度が上がったことによってこういった集団が出現し、それによって知らない人から見たら、「バイナリーオプション」=「詐欺」というイメージがついてしまったのかもしれません。
(対策)
誰もが欲しがる魔法のようなツールは基本的に出回るものではなく、あくまでもトレードの補助とした位置づけであるという事を知っておくとよさそうです。
シグナルを基本にトレードをすること自体は、成果を出していくうえでいいのではないかと私は思いますが、相場の状況は日々変わっていくことを考えると、あくまでも目安やルールの一つと考えるのが良さそうですね!
私も勝てるツールは欲しいです…!w
④出金は本当にできるの!?たくさん口座を持てばいいわけじゃない
バイナリーオプション業者は、この数年で撤退した業者も多く、調べた限りでは多数の会社が乱立していた2015年頃には実際によろしくない業者があったようです。
中には、入金して利益を出した。
元本を出金しようとした時に出金が出来ず連絡も取れず、あきらめてしまったという事例もあるとか。
それぞれの国の金融ライセンスを持っていて分別管理をしている会社のはずですが、やはり海外の会社ですので注意が必要です。
(対策)
よろしくない業者は避ける。
その上で、出金に関する条件を予め確認しておく。
ことが大事ですね!
マネーロンダリングや不正等を防止する観点からも、本人確認として各種証明書を提出するというのはどの業者も共通です。
大前提として「出金ができる事」は非常に重要なので、まずは調べたり実際に少額で出金を試してみるのがいいでしょう。
リスクを分散する為にたくさん口座を持っている方もいますが、逆にリスクになってしまう事もあるので多くても3つぐらいまでがいいのではないでしょうか。特徴を活かすのは悪くないと思います。
ちなみに、私の利用している3つの業者は私自身出金実績があります。
中でもハイローオーストラリアが最も安定感を感じる会社で、手数料がかからず出金申請した翌営業日には口座に反映されますね。
利用者も多く、インフラを充実させているところが感じられます。
The Optionはクレジットカードに入金した額までは出金、利益分は銀行出金かMybitwalletというネットウォレットに出金可能です。カードへの返金は約3営業日、銀行送金分は出金完了メールから約3~7営業日で着金となり、送金手数料はアカウントタイプで変わってくるスタイルです。
VisionaryTradersは銀行出金のみで海外送金扱いになるので、やや時間がかかる印象です。申請を出してから2週間ほどかかる事と、海外送金手数料が出金額によって変わる形になっているようです。約3500円は最低でもかかるようなので、事前に知っておくといいですね。
⑤まとめ
長くなりましたが、バイナリーオプションと詐欺の関係について触れました。
バイナリーオプション自体が詐欺なわけではなく、利用者が増えたことによってその利用者をターゲットとした広告や2次製品の普及、運営業者問題、海外との摩擦などが大きな原因であると私は考えています。
投資自体、インターネットやデバイスが大きく普及した現代において、個人で活躍できる・結果を残せる可能性を秘めたものであり、個人の可能性を広げるものです。
しかし、逆に知識がない状態で取り組むことで厳しい目に合ってしまう事もありえます。
仮想通貨ブームの影響もあって、「投資」がメディアに露出し、大人から子供まで「投資」が認知されてきています。
※仮想通貨でもICO案件など詐欺と最近言われているものが増えてきましたが…
これからバイナリーオプションをやってみようかな?
やっているけど不安になってきた。
という人にとって、ある程度参考になれば幸いです。
私自身もっと勉強していきます!